豊かなバストに細いウエスト、そしてキュッと引き締まったヒップライン…そんな「ボンキュボン!」のメリハリボディは多くの女性にとって憧れの的ですよね。特に豊かで形の良い綺麗なバストなんか見ると同じ女性でも見とれちゃいますし、永遠の憧れです。。。手に入れられるものなら是非手に入れたい!なんて思ってしまいますよね。
そんな美しいボディラインや美しいバストに保つ&整えてくれる効果のあるアイテム、それが「補正下着」なのです。パーティーや結婚式などのドレスなど、体のラインが綺麗に出る服装の場合にはもってこいのアイテムで、特に体のラインの崩れが気になりだした大人女性に人気があります。「あの人カラダのライン綺麗だな〜」なんて思っていたら「補正下着を愛用していた!」なんてこともあります。
そんな補正下着について、通常の下着との違いや種類、メリット&デメリットについてまとめてみました!
補正下着とは?
補正下着は、その名の通り、自分の体型を補正してくれる効果のある下着で、1978年に株式会社マルコで開発・販売されたことが始まりでした。
年齢を重ねるにつれて崩れてくるボディライン。。。補正下着はその崩れたボディラインを美しく見せてくれる効果のある下着で、「矯正下着」とも呼ばれます。「ボディラインが崩れてから」と聞くと、少し年齢を重ねた大人の女性が使用するイメージがありますが、実際に使用している年代の幅は意外に広く、若い方から高齢の方まで多くの女性が使用しているので、特に適正年齢のようなものはありません。
体型は一度崩れると元に戻すのは簡単ではありませんので、脂肪がつき始める20代後半など比較的若い頃から使用することで、脂肪を正しい位置で保つことができるため、美しいボディラインをキープしやすくなるのではないかと思います。
また、補正下着で体型を改善していくには、それぞれの体型にフィットさせる必要があるため、オーダーメイドでの購入がおすすめ。面倒ではありますが、体に合っているのと合っていないのとでは効果が全然違ってくるのでどうせ買うならきちんと効果の得られるオーダーメイドにしましょう。
お値段の目安は、補正下着の中でも需要の高い「補正ブラ」の場合だと、素材やメーカーにもよりますが、大体6,000〜20,000円と言われています。通常の下着と比べるとちょっと高めですね。
少し昔には、「購入を強要される」「勧誘がしつこい」「苦しいばかりで効果がない」「高すぎる」などなど消費者相談センターへ寄せられるトラブルの中でも常連さんであったようですが、近年では悪質な業者が淘汰されたのか、このような問題がずいぶん改善されたことで、愛用者が増加しているようです。
一般的な下着と何が違うの?
補正下着と一般的な下着とで大きく異なる点。
それはズバリ…
- 体型の改善ができるかどうか
ということ。
例えば、ごく普通のブラジャーだと、着けている間は綺麗な形を保ってくれますが、外すとその形は崩れ、元の状態に戻ってしまいますよね。着用時の維持はできても、バストそのものの形を変える効果はないということです。
しかし、補正ブラの場合は、着用し続けることでバストの形を徐々に改善させていき、外した後でも綺麗なバストラインを保ってくれるように設計されているので、バストそのものの形を改善させる効果が期待できるのです。
他の補正下着も同様に、「脇や背中、お腹周りなどに流れてしまった脂肪を本来あるべき場所に移動・定着させる」という効果が期待できます。
どんな種類があるの?
一口に補正下着といっても、実は結構種類があるのです。
それぞれ効果が異なるので、違いについて見てみましょう。
ブラジャー
脇や背中などに流れてしまったお肉を正しい位置に戻しつつ、美しいバストラインへと整えてくれるという効果があります。
左右のおっぱいが離れている方や、小さいバストで悩んでいる方、また、垂れてしまったバストでもツンと上向きの綺麗なバストに整えてくれるので、バストの垂れや形の歪みに悩んでいる方にも向いています。
ウエストニッパー
ウエスト周りのお肉を上下に移動させることで、ウエストラインを整え、くびれを作る効果が期待できます。
上に移動したお肉はブラジャーで、下のお肉はガードルなどで補正することも可能!
できるだけバストを盛りたい方は、ブラジャーとウエストニッパーをセットで着用すると良いかもしれませんね。
ガードル
お腹周りを整えることで、ウエストをスッキリさせる効果があります。
改善させたいポイントによってタイプが異なり、ヒップアップのサポートや足を細く見せる効果のある「ロングガードル」や、ヒップを寄せて小尻に見せてくれる「ショートガードル」、ウエストニッパーとガードルが一体化している「ハイウエストガードル」などの種類があります。
ショーツ
丸みを帯びた綺麗なヒップライン作りに効果的。
「ショーツこそ美しいプロポーション作りの基本」と言われるほどショーツは重要なアイテムなのです。
バストはツンと上を向いていて美しいのにヒップは垂れ下がっていてハリがない。。。ではダメですよね。男性は結構お尻好きが多いと言いますし、年齢を重ねても美しいプロポーションを維持していくためにも体型が崩れ始める20代後半からきちんと自分に合ったショーツを毎日身に付けることで美しいボディの土台を作りを行いましょう。
ボディスーツ/テディ
補正下着の中でもイメージしやすいボディースーツは、「ブラジャー」「ウエストニッパー」「ガードル」が一つになったもので、「バストライン・ウエストライン・ヒップライン」をこの一着で整えてくれるオールマイティーな優れもの。
一着で全身を引き締めてメリハリボディに仕上げてくれるので、「何種類も着るのは面倒」「買うなら一つで済ませたい」などという方におすすめです!
スリーインワン
「ブラジャー」「ウエストニッパー」「ガーターベルト」の3つが一体化したもので、1着で3役をこなす優れものです。ボディースーツとの大きな違いは、デザイン性の高さと、ヒップのサポートがないという点の2点。「ヒップや足回りなどの下半身のサポートはいらないよ」「それよりデザイン面を重視したいな」って方向けです。
ちなみに、ブライダルではほとんどがスリーインワンを使用しているようです。

補正下着には結構種類があるのね!「とにかくバストを綺麗に魅せたい!」などの「部分的に補正したい方」「全身を美しく魅せたい方」など、それぞれが理想とするボディに合わせて購入することができるのね!全部揃えなくても、一体化したタイプもあるので、「あれもこれも買うのはちょっと。。。」って方でも手を出しやすいですね。
「既製品」と「オーダーメイド」はどっちがいいの?
補正下着には「既製品」と「オーダーメイド」の2通り種類があります。
既製品は、店頭以外にもネットでも購入ができたり、手頃な値段で購入できたりというメリットはありますが、私は断然オーダーメイドをおすすめします!!
補正下着は、体を引き締めて補正を行うので、それぞれの体型に合ったサイズを着用するということが最も大切なのです!!既製品では、自分の体型にあったサイズを探すのは困難。ゆる過ぎると効果がないですし、キツ過ぎると締め付け部分が痒くなったり痛みが生じたりと支障が出てきてしまいます。
オーダーメイドでは細かく採寸を行なってきちんと体型に合ったサイズになるので、サポート力・補正力に圧倒的な差が生じます。
そのため、もし購入されるなら、少々面倒でもきちんと効果を発揮できるようオーダーメイドがおすすめです。
ただ、オーダーメイドである分、価格は効果になります。。。そこがネックですね。。。
「補整」と「補正」
補正下着の「ホセイ」には「補整」と「補正」の2種類の漢字があります。
どちらも「体型を整えるための下着」に使用されていますが、どんな違いがあるのでしょうか?
★ 意味の違い
補正 |
足りない箇所を補って、誤りを正すこと |
補整 |
足りない箇所を補い、整えること |

「体型を整えること」は、「誤りを正すこと」というニュアンスには当てはまらないように感じますね。ということは「補整」が正しい??続いて、コンセプトの違いについてみてみましょう。
★ コンセプトの違い
ブラ美活研究家の粂井先生によると、このような違いがあるようです。
補正 |
下着で強制的に身体の形を変えてしまうタイプ |
補整 |
ありのままの自分の身体を、無理なく美しく整えてくれるタイプ |
引用:補整下着は窮屈じゃない! 補整と補正の違いを知って快適ボディメイク

「補整」と「補正」の大きな違いはコンセプトの違いだったのですね!
体に優しく自然に整えてくれるのが「補整」
強制的に身体の形を変えるのが「補正」
「補正下着」って矯正下着に近いんですね。意外です。
簡単にまとめると「綺麗なボディラインになりたいけど、苦しいのは嫌!」という方におすすめなのが「補整下着」ということですね。
ちなみに、補正下着のメーカーを調べてみると、あの老舗補整下着メーカーの「マルコ」さんや、「ブラデリスニューヨーク」さんは「補整」の方を使用していましたが、育乳ブラで有名な「Exabra(エクサブラ)」は「補正」でした。
また、「補正(補整)」という表記もあり、これは本来持つ意味ではなく、検索するユーザーが見つけやすいようにしているのではないかと思います。なので、正しく表記しているメーカーはあまりないのかもしれません。。。
当サイトでは、どちらのタイプも紹介すると思うので、「補正」で統一させていただきます!
補正下着は毎日つけるものなの?
補正下着は本来、長期間の着用を前提として設計されており、補正下着の効果を実感するには、数ヶ月〜年単位での着用が必要になります。体型維持であれば数年は必要。
その間、やはり毎日の着用する必要があります。
なぜかというと、脂肪の移動・定着は簡単なことではないからです。
自分の体型に合った補正下着を毎日正しく身に着け続けることで、流れた脂肪を本来あるべき場所へと誘導し、時間をかけて定着させて行きます。その間は、「脂肪をかき集めて移動させながら狭苦しい補正下着へと収めていく」という作業を毎日行う必要があります。慣れない間は着るだけでも大変で時間がかかる作業の上、着ている間も締め付けが強かったり、夏場は暑くてツラかったりとデメリットも大きいので、次第に着なくなってしまう人も多いのです。
そのため、続けていくには覚悟が必要となります。

「着るだけなら簡単かな」と思いきや着るのも大変な作業なのね。。。しかも圧迫感は常にあるみたいだし、何より毎日着るってことは何枚か替えを持ってなきゃいけないってことよね?それってトータルいくらかかるの…?と思って調べてみたら「3年ほどで300万円以上かかった」なんて声もありました。。。ヒィイイイイ!!体型の変化でも買い換えが必要になるから、補正下着を購入する場合はそうしたリスクも考慮して慎重に検討することをおすすめします!
補正下着のメリット
- メリハリボディに見せる効果がある
- 崩れやすい体型の維持に効果的
- 姿勢が良くなる
- 体のラインが出る洋服を美しく着こなせる
- オーダーメイドはしっかり体にフィットする
- 垂れたバスト・離れたバストでも上向きで綺麗な形に見せれる

一番のメリットは、着るだけでメリハリのある美しいボディラインに見せる効果があることですね。
そして、着ているだけで自然と姿勢が改善されていくので、崩れやすい体型の維持にも効果的。
一式揃えるとかなりの金額なので、あまり体型に変化がない人は「体型の維持というより一時的にスタイルを良く見せたい時用」に一着あってもいいかもしれないですね。
補正下着のデメリット
- 高価(オーダーメイドだとさらに高い)
- 一つ一つが高価なので毎日の使用が困難
- バストアップの効果は薄い
- 着用方法が面倒
- 毎日着用する必要がある
- 即効性はない
- トイレに行きにくい
- 手洗いなので面倒
- 夏がツライ
- 締め付けが強いとかぶれ・痛みの原因にもなる
- 強い締め付けは血行不良の原因にもなる
- しつこい勧誘・販売に逢うことがある
- 体型が変わると買い換えなければいけなくなる

補正下着の一番のデメリットは「価格の高さ」ですね。一式揃えるとなると25〜50万円は珍しくない。そんな世界。
また、効果が現れるまでに時間がかかったり、慣れるまで着るのが大変だったり、肌の弱い方は痒くなることもあるので注意が必要ですね。ちょっとしたところですが、「トイレが大変」というのは私には大きなマイナスかなと感じました。効果も確かにありますが、デメリットも多いので私は正直あまりおすすめしません。着続けるには覚悟と根性が必要ですね。
さらに、「勧誘がしつこい」という声をあちこちで目にしたので、相当なんだろうと思います。どこでもそうだという訳ではないと思いますが、安易に連絡先は伝えない方が良さそうですね。勧誘がしつこいと、欲しいものでも「なんか、もういいや…」って気持ちに私はなってしまうのですが、どうなんでしょうね?大してメリットなさそうなのになぜそんなにしつこつ迫るのでしょうか?押し売り感がハンパないですね。
まとめ
美しいボディラインへのサポートアイテム「補正下着」について色々と調べてみましたが、個人的にはおすすめしません。
私はケチな部類なので、大金を払って体を締め付けるよりも「素直に運動したり生活習慣を改善した方が良いのでは?」と感じました。
また、バストアップの観点から見ても、バストアップ効果はあまり期待できないので、バストアップを目指すならバストアップマッサージを行った方が賢明かなと思います。ただ、補正ブラだけだと着脱も苦じゃないですし、価格も25,000円くらいで済んだりするので、着るだけで美乳になれる補正ブラはおすすめです。
「美のためには金に糸目はつけない!」「運動よりも着るだけでいいならその方がいい!」といった方に向いているかなと思います。
ただ、継続しなければ本来の効果は発揮できないので、継続する強い意志と覚悟が必要です!!
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